クラスター化
1つのデータセンターで複数のrippled
サーバーを運用している場合は、これらのサーバーをクラスターに編成して、効率性を最大化できます。rippled
サーバーをクラスターで運用するメリットは以下のとおりです。
- クラスター化
rippled
サーバーは暗号処理を共有します。1台のサーバーがメッセージの真正性をすでに検証している場合、クラスターの他のサーバーはそのメッセージを信頼し、再検証を行いません。 - クラスター化サーバーは、ネットワークで不適切な活動をしているかまたはネットワークを不正使用しているピアとAPIクライアントに関する情報を共有します。このため、クラスター内のすべてのサーバーを同時に攻撃することが難しくなります。
- クラスター化サーバーは、一部のサーバーでの現行の負荷ベースのトランザクション手数料にトランザクションが対応していない場合を含め、常にクラスター全体にトランザクションを伝搬します。
バリデータをプライベートピアとして実行している場合は、rippled
サーバーのクラスターをプロキシサーバーとして使用することが推奨されます。
クラスターでのサーバーの設定方法に関するチュートリアルについては、rippled
サーバーのクラスター化を参照してください。