UbuntuまたはDebian Linuxへのインストール
このページでは、apt
ユーティリティを使用して、Ubuntu Linux 16.04以降またはDebian 9(Stretch) にrippled
の安定した最新バージョンをインストールする場合の推奨手順を説明します。
以下の手順では、Rippleによってコンパイルされたバイナリーをインストールします。
前提条件
rippled
をインストールする前に、システム要件を満たす必要があります。
インストール手順
-
リポジトリを更新します。
$ sudo apt -y update
-
ユーティリティをインストールします。
$ sudo apt -y install apt-transport-https ca-certificates wget gnupg
-
Rippleのパッケージ署名用のGPGキーを、信頼できるキーのリストに追加します。
$ wget -q -O - "https://repos.ripple.com/repos/api/gpg/key/public" | \ sudo apt-key add -
-
追加したキーのフィンガープリントを確認します。
$ apt-key finger
出力に、次のようなRipple用のエントリーが含まれています。
pub rsa3072 2019-02-14 [SC] [expires: 2026-02-17]
C001 0EC2 05B3 5A33 10DC 90DE 395F 97FF CCAF D9A2
uid [ unknown] TechOps Team at Ripple <techops+rippled@ripple.com>
sub rsa3072 2019-02-14 [E] [expires: 2026-02-17]
特に、フィンガープリントが一致することを確認してください。(上記の例では、フィンガープリントは2行目のC001
で始まる部分です。)
- 使用しているオペレーティングシステムのバージョンに対応する適切なRippleリポジトリを追加します。
$ echo "deb https://repos.ripple.com/repos/rippled-deb bionic stable" | \ sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/ripple.list
上記の例は、Ubuntu 18.04 Bionic Beaverに適切です。その他のオペレーティングシステムについては、bionic
という単語を次のいずれかに置き換えます。
- Ubuntu 16.04 Xenial Xerusの場合は
xenial
- Debian 9 Stretchの場合は
stretch
rippled
の開発バージョンまたはプレリリースバージョンにアクセスするには、stable
ではなく次のいずれかを使用します。
unstable
- プレインストールビルド(release
ブランチ )nightly
- 実験/開発ビルド(develop
ブランチ )
警告: 安定版ではないナイトリービルドはいつの時点でも壊れる可能性があります。これらのビルドを本番環境のサーバーに使用しないでください。
-
Rippleリポジトリを取得します。
$ sudo apt -y update
-
rippled
ソフトウェアパッケージをインストールします。$ sudo apt -y install rippled
-
rippled
サービスのステータスをチェックします。$ systemctl status rippled.service
rippled
サービスが自動的に開始します。開始しない場合は、手動で開始できます。
$ sudo systemctl start rippled.service
起動時に自動で起動するようにするには、以下の手順に従います。
$ sudo systemctl enable rippled.service
次のステップ
rippled
が残りのネットワークと同期されるまでには数分かかることがあります。その間、レジャーがない旨を知らせる警告が出力されます。
rippled
ログメッセージの詳細は、ログメッセージについてを参照してください。
rippled
が残りのネットワークと同期されたら、ストックrippled
サーバーが完全に機能するようになります。このサーバーを、ローカル署名やXRP LedgerへのAPIアクセスに使用できます。rippled
サーバーがネットワークと同期されているかどうかを判別するには、rippled
サーバーの状況を使用します。rippled
のコマンドラインインターフェイスを使用すれば、これを迅速にテストできます。
$ /opt/ripple/bin/rippled server_info
rippled APIを使用したrippled
サーバーとの通信について詳しくは、rippled API referenceを参照してください。
ストックrippled
サーバーを実行できたら、次に検証サーバーとして実行してみましょう。検証サーバーについて、そして検証サーバーを実行する理由については、バリデータとしてのrippledの実行を参照してください。
rippled
サーバーの起動でお困りですか? rippledサーバーが起動しないを参照してください。
その他の構成
rippled
は、デフォルト構成でXRP Ledgerに接続する必要があります。ただし、rippled.cfg
ファイルを編集すれば、設定を変更できます。推奨される構成設定については、容量の計画を参照してください。
The recommended installation uses the config file /etc/opt/ripple/rippled.cfg
by default. Other places you can put a config file include $HOME/.config/ripple/rippled.cfg
(where $HOME
is the home directory of the user running rippled
), $HOME/.local/ripple/rippled.cfg
, or the current working directory from where you start rippled
.
すべての構成オプションの説明については、rippled
GitHubリポジトリー を参照してください。
構成の変更を有効にするには、rippled
を再起動する必要があります。
[debug_logfile]
セクションまたは[database_path]
セクションを変更すると、rippled
を実行するユーザーに、新しく構成したパスの所有権を付与する必要が生じる場合があります。
更新
rippled
を定期的に更新して、残りのXRP Ledgerネットワークと同期させておく必要があります。rippledのGoogleグループ をサブスクライブすれば、rippled
の新しいリリースに関する通知を受け取ることができます。
rippled
のパッケージには、Linuxでの自動更新を有効にするために使用できるスクリプトが含まれています。その他のプラットフォームでは、手動での更新が必要です。
関連項目
- コンセプト:
- チュートリアル:
- リファレンス: