管理rippledメソッド
rippledサーバーと直接通信する際には管理APIメソッドを使用します。管理メソッドは、信頼できるサーバー運用担当者のみを対象としています。管理メソッドには、サーバーの管理、監視、デバッグのためのコマンドが含まれています。
管理コマンドを使用できるのは、管理者として、rippled.cfgファイルに指定されているホストとポートでrippledサーバーに接続している場合に限られます。デフォルトでは、コマンドラインクライアントが管理接続を使用します。rippledへの接続についての詳細は、rippled API入門を参照してください。
キー生成メソッド
キーを生成および管理するには、以下のメソッドを使用します。
validation_create- 新しいrippledバリデータのキーを生成します。wallet_propose- 新規アカウントのキーを生成します。
ロギングおよびデータ管理のメソッド
ログレベルとその他のデータ(レジャーなど)の管理には、以下のメソッドを使用します。
can_delete- 特定レジャーまでのレジャーのオンライン削除を許可します。download_shard- レジャー履歴の特定のシャードをダウンロードします。ledger_cleaner- レジャークリーナーサービスが破損データを確認するように設定します。ledger_request- ピアサーバーに対し特定のレジャーバージョンを照会します。log_level- ログの詳細レベルを取得または変更します。logrotate- ログファイルを再度開きます。
サーバー制御メソッド
rippledサーバーの管理には、以下のメソッドを使用します。
connect- rippledサーバーを特定のピアに強制的に接続します。ledger_accept- スタンドアロンモードでレジャーを閉鎖し、次のレジャーに進みます。stop- rippledサーバーをシャットダウンします。validation_seed- 検証に使用するキーを一時的に設定します。
ステータスおよびデバッグメソッド
ネットワークとサーバーのステータスを確認するには、以下のメソッドを使用します。
consensus_info- 発生したコンセンサスの状態に関する情報を取得します。feature- プロトコルAmendmentに関する情報を取得します。fetch_info- サーバーとネットワークの同期に関する情報を取得します。get_counts- サーバー内部とメモリー使用状況に関する統計情報を取得します。peers- 接続しているピアサーバーに関する情報を取得します。print- 内部サブシステムに関する情報を取得します。validators- 現在のバリデータに関する情報を取得します。validator_list_sites- バリデータリストを公開するサイトに関する情報を取得します。
廃止予定のメソッド
以下の管理コマンドは廃止予定であり、今後予告なしに削除される可能性があります。
ledger_header- 代わりにledgerメソッドを使用してください。unl_add、unl_delete、unl_list、unl_load、unl_network、unl_reset、unl_score- 代わりに UNL管理用構成ファイルを使用してください。wallet_seed- 代わりにwallet_proposeメソッドを使用してください。