deposit_authorized

[ソース]

deposit_authorizedコマンドは、あるアカウントに別のアカウントへ支払を直接送金する権限があるかどうかを示します。アカウントへの送金に承認を義務付ける方法については、Deposit Authorizationを参照してください。

要求フォーマット

要求フォーマットの例:

{
  "id": 1,
  "command": "deposit_authorized",
  "source_account": "rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de",
  "destination_account": "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
  "ledger_index": "validated"
}
{
  "method": "deposit_authorized",
  "params": [
    {
      "source_account": "rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de",
      "destination_account": "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
      "ledger_index": "validated"
    }
  ]
}
#Syntax: deposit_authorized <source_account> <destination_account> [<ledger>]
rippled deposit_authorized rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8 validated

要求には以下のパラメーターが含まれます。

Field 説明
source_account 文字列 - アドレス 発生し得る支払の送金元。
destination_account 文字列 - アドレス 発生し得る支払の送金先。
ledger_hash 文字列 (省略可) 使用するレジャーバージョンの20バイトの16進文字列。(レジャーの指定を参照してください)
ledger_index 文字列または符号なし整数 (省略可) 使用するレジャーのレジャーインデックス、またはレジャーを自動的に選択するためのショートカット文字列。(レジャーの指定を参照してください)

応答フォーマット

処理が成功した応答の例:

{
  "id": 1,
  "result": {
    "deposit_authorized": true,
    "destination_account": "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
    "ledger_hash": "BD03A10653ED9D77DCA859B7A735BF0580088A8F287FA2C5403E0A19C58EF322",
    "ledger_index": 8,
    "source_account": "rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de",
    "validated": true
  },
  "status": "success",
  "type": "response"
}
{
  "result": {
    "deposit_authorized": true,
    "destination_account": "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
    "ledger_hash": "BD03A10653ED9D77DCA859B7A735BF0580088A8F287FA2C5403E0A19C58EF322",
    "ledger_index": 8,
    "source_account": "rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de",
    "status": "success",
    "validated": true
  }
}
Loading: "/etc/rippled.cfg"
2018-Jul-30 20:07:38.771658157 HTTPClient:NFO Connecting to 127.0.0.1:5005

{
   "result" : {
      "deposit_authorized" : true,
      "destination_account" : "rsUiUMpnrgxQp24dJYZDhmV4bE3aBtQyt8",
      "ledger_hash" : "BD03A10653ED9D77DCA859B7A735BF0580088A8F287FA2C5403E0A19C58EF322",
      "ledger_index" : 8,
      "source_account" : "rEhxGqkqPPSxQ3P25J66ft5TwpzV14k2de",
      "status" : "success",
      "validated" : true
   }
}

この応答は標準フォーマットに従っており、正常に完了した場合は結果に次のフィールドが含まれます。

Field 説明
deposit_authorized ブール値 指定の支払元アカウントから支払先アカウントへの直接送金が承認されているかどうか。trueの場合、支払先アカウントでDeposit Authorizationを必要としていないか、または支払元アカウントが事前承認されています。
destination_account 文字列 - アドレス 要求に指定されている宛先アカウント。
ledger_hash 文字列 (省略される場合があります) この応答の生成に使用されたレジャーの識別用ハッシュ。
ledger_index 数値 - レジャーインデックス (省略される場合があります) この応答の生成に使用されたレジャーバージョンのレジャーインデックス。
ledger_current_index 数値 - レジャーインデックス (省略される場合があります) この応答の生成に使用された現在処理中のレジャーバージョンのレジャーインデックス。
source_account 文字列 - アドレス 要求に指定されている支払元アカウント。
validated ブール値 (省略される場合があります)trueの場合、検証済みレジャーバージョンからの情報が取り込まれます。

注記: deposit_authorizedステータスがtrueでも、指定の支払元から指定の支払先への送金が可能であるとは保証されません。たとえば、支払先アカウントに指定通貨のトラストラインがない場合や、送金に十分な流動性がない場合があります。

考えられるエラー

  • いずれかの汎用エラータイプ
  • invalidParams - 1つ以上のフィールドの指定が正しくないか、1つ以上の必須フィールドが指定されていません。
  • actMalformed - 要求のsource_accountフィールドまたはdestination_accountフィールドに指定されているアドレスのフォーマットが適切ではありません。(入力ミスが含まれていたり、長さが正しくない場合は、チェックサムは失敗します。)
  • dstActNotFound - 要求のdestination_accountフィールドがレジャーのアカウントに対応していません。
  • lgrNotFound - ledger_hashまたはledger_indexで指定したレジャーが存在しないか、存在してはいるもののサーバーが保有していません。
  • srcActNotFound - 要求のsource_accountフィールドがレジャーのアカウントに対応していません。